例えば住宅図面を作成する場合には確認申請提出用としてこういう建物が建ちますという意味で
敷地の形状と寸法や向き、配置される建物位置、敷地と接する道路の位置と幅員、
高低差などの配置図、平面図立面図、断面図、矩形図、展開図、設備図面、
構造では基礎図や各階図、軸組図などが作成されます。
さらに平面図についてはこれを詳しく内容がわかるように平面詳細図というものが
縮尺も百分の一と違って50分の1とか30分の1とかの縮尺で描かれることがあります。

造作図面とは

造作図面は施工段階に入って100分の1の縮尺では納まり部分が描かれていないもので
それを補うために施工図として詳細図面が描かれ平面詳細図とか部分詳細図、
枠の納まり図の名前で描かれることがあります。
厳密に指定する場合には設計段階で描かれ、一般的な納まりの場合には
施工者の方で施工図として描かれることも多いものです。
そして下駄箱収納や造付け家具類、ウォークインクロゼット、下がり天井など
天井の一部に段差を設ける場合にも、その詳細を示す為に断面詳細図が描かれることもあります。
飲食店におけるカウンターや食器棚、収納棚、など細かい指定を行う場合には
造作図面を作成することになります。
これらは施工業者によって実測に基づいて行われる場合や施工者が
施工用図面を描いて職人に提示し、施工が行われることもあります。

図面には仕上げ表や設計仕様書というものが付きますが、
仕上げ材料などはこれに基づくことになります。
一般的な図面で前記であげた矩形図というものがあり
これは代表的な場所での仕上げ材や高さ関係を示す図面でもあります。

造作図面の種類

造作図面の種類としては平面詳細図があります。
縮尺はその詳細を示す必要に応じて決定します。
壁であればその下地となる材や仕上げ材の材質や厚さ、枠材の場合は見付や見込み、
段差、開口部の寸法などが表示されます。
家具図は造り付け家具の図面のことを指します。
システムキッチン回りであると吊り戸棚などはその開閉方向や戸の寸法、高さ、
コンセント位置、奥行き寸法、材質、表面の仕上げ材、木目のある場合はその方向なども示されます。
下足入れ造作図面の場合は幅や高さ、奥行き寸法、棚の寸法、開閉方向、
材質や仕上げ材、部分的な納まり図、天板や扉の材質、金物、断面詳細、などが描かれます。
洗面台は既製品の洗面化粧台を設置することもあれば、詳細図を描いて造り付けにする場合もあります。
高さや奥行き、断面詳細、部材の厚さや納まり図、材質や仕上げ材などが記載されます。
店舗においては食器棚を計画する場合があり、
この場合も高さや奥行き、天板や扉、金具の材質、その他の項目が記載されます。

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